またしてもアップデート配信 iOS&iPadOS 13.1.2で一区切り?

2019年10月4日 17:52

 10月1日、Appleがマイナーアップデート「iOS 13.1.2」および「iPadOS 13.1.2」を配信した。合わせて、AppleWatch向けの「watchOS 6.0.1」も配信されている。9月20日の大型アップデート「iOS 13」が配信開始されて以来、今回で3度目となる。これほど短期間にわたって高頻度でアップデートが配信されるのは、Apple史上初だろう。

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 今回のアップデートでは、多数の不具合が修正されている。主にカメラが動作しない、フラッシュが有効にならないなどの、カメラ関連の不具合が修正されている。そのほかには、特定の車種においてBluetoothが自動的に切断してしまう不具合や、HomePodからショートカットを利用できない不具合を解消。珍しいケースではあるそうだが、ディスプレイのキャリブレーションデータがなくなる不具合が解消されている。

 対象となる端末のバージョンはiPhone 6s以降のiPhone、iPad Air 2以降およびiPad mini 4以降のiPad、第7世代以降のiPod touch。iOSは78.4MB、iPadOSは61.8MBの空き容量が必要(※いずれもiOS 13.1.1およびiPadOS13.1.1を適用している場合)。

 国内のキャリアやMVNOも、iOS 13.1.2およびiPadOS 13.1.2の動作検証に追われており、順次公式サイトやTwitterなどで発表している。十分な容量と時間を確保してから、アップデートを適用させることをおすすめする。

 画像の通り、更新内容の説明は英語のままであったため、Appleも相当急いでいたことがうかがえる。度重なるアップデート配信に、多くのユーザーは困惑している。今回で一区切りしてほしいところだが、バッテリー関連のトラブルやタッチ操作関連の不具合報告も散見している。当面はOSアップデートの通知が配信されていないか、ユーザー側も気を付けておく必要がありそうだ。(記事:森野沙織・記事一覧を見る

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