自動運転のLiDARセンサに特定パターンのレーザー光照射で誤動作させる攻撃手法
2019年9月19日 17:57
Anonymous Coward曰く、
ミシガン大学の研究チームが、自動運転車のセンサーを騙すことで動作を混乱させるという手法を考案したという(CNET Japan、ミシガン大学の発表)。
記述の内容は、(一次)レーダーに対するジャミングにおける欺瞞手法を、LiDARに応用するようなもので、当然可能と思われる。(一次)レーダーでは、周波数ホッピングや直接スペクトラム拡散が対抗手段としてあるが、LiDARでそれを可能にするのは自由電子レーザーなどになり、当面量産自動車に載るような代物ではない。
この攻撃手法は、光を使った測距センサーであるLiDARの受光部に対し特定のパターンのレーザー光を照射するというもの。これによって、実在しない障害物をあたかも存在するかのように認識させることができるという。