ビデオゲームに対する脳の処理速度、25〜33.3Hzという分析
2019年9月10日 18:53
ビデオゲームでは映像や音声を視聴し、それに対してタイミングを合わせた操作が求められることがあるが、人間がこういった処理を行う際の分解能は30〜40ミリ秒(25〜33.3Hz)程度だという発表がゲーム開発者向けイベント「CEDEC 2019」で行われたとのこと(gameindustry.biz japan edition)。
また、視覚刺激の反応限界は20ミリ秒、聴覚刺激の反応限界は2ミリ秒というデータも示されている。そのため、対戦型ゲームでコントローラの操作音(打撃音)を聞いて反応するというのは理にかなっているようだ。
こういった人間の「仕様」から、ゲームではフレームレートは60Hzが「値頃」だという。ただ、フレームレートを上げることでボケやブレが減ることや、アニメなどの24フレームのコンテンツを表示しなければならないことを考えると、24・30・60の倍数となる120Hzのフレームレートも「現実的」だという。逆に可変フレームレートは脳の認知サイクルに悪影響を与える可能性があるため、最適とは限らないという。