米警察、銀行強盗解決のためGoogleに犯行現場周囲のユーザー情報求める
2019年9月5日 19:46
Anonymous Coward曰く、
2018年10月13日、ウィスコンシン州で銀行強盗が発生した。彼らは現金を奪うことに成功、わずか7分間後に銀行を後にした。警察と連邦政府のエージェントは銀行強盗の追跡に苦戦した。防犯カメラの写真も公開されたが、サングラスとヒゲの変装をしており、具体的な情報を得ることもできなかったという。
そこで、警察はより攻撃的な戦略を取ることにした。銀行強盗の電話を追跡することをGoogleに依頼したのだ。犯行時刻前後の30分以内に、犯行現場の周囲100フィート以内にいたすべてのGoogleユーザー個人の名前を引き出すことをGoogleに求めた。警察は犯人だけでなくそれを送迎したドライバーも見つけ出せる可能性があると踏んだのだ。
これについて裁判所は合法な要求であると判断、追跡は実行に移された。この種の令状は、逆ロケーション検索と呼ばれているが、近年ますます一般的になっていいる。ミネソタ州では過去1年間に20件ほど令状が出されているという(The Verge、Slashdot)。