リクナビに個人情報保護委員会が勧告・指導
2019年8月29日 09:08
Anonymous Coward曰く、
リクルートキャリアが就職活動中の学生向けサービス「リクナビ」で収集した学生の個人情報を同意無しに使用して「内定辞退率」などの情報を提供していた問題で(過去記事)、個人情報保護委員会がリクルートキャリアに対し個人情報保護法第42条第1項の規定に基づく勧告と、第41条の規定に基づく指導を行ったとのこと(リクルートキャリアの発表、ITmedia)。
リクルートキャリアによると、利用者に向けて提供しているプライバシーポリシーで記述漏れがあり、結果として学生から「行動データを企業に提供する」ことに対する同意が得られていない状態だったという。
また、リクルートキャリアの発表によると(ITmedia)、以前リクナビでは契約企業から「企業ID」や閲覧者のCookie情報の提供を受け、それをリクナビの収集したCookie情報と照合して「内定辞退率」を算出して納品する行為も行っていたという。
さらに、ハウテレビジョンが運営する就職情報サイト「外資就活ドットコム」からWeb閲覧履歴などのデータ提供を受けていたことも明らかになった。