銀座六丁目で都心型商業施設「ジクロスギンザジェムズ」竣工、11月開業へ
2019年8月29日 09:01
野村不動産とNREG東芝不動産は27日、東京都中央区銀座六丁目で整備を進めていた都心型商業施設「ジクロスギンザジェムズ(GICROS GINZA GEMS)」が竣工し、11月16日に開業することを明らかにした。野村不動産は東京都と横浜市、大阪市で展開するジェムズシリーズの旗艦店と位置付けている。
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建物は鉄骨一部鉄筋コンクリート地下3階、地上11階建て延べ約2,780平方メートル。東京メトロ銀座駅から歩いて2分の位置にあり、訪日外国人をはじめ多くの買い物客が行き交うみゆき通りと外堀通りが交差する、旧銀座第二東芝ビル跡約280平方メートルの敷地に建設された。「伝統と革新」を外観のコンセプトに採用し、伝統の市松模様をモチーフにするとともに、窓を市松状に配置して独特の景観を生み出している。
施設名称は銀座の交差点を意味する「ギンザクロスポイント」と建築デザインに採用した市松模様をイメージして命名した。人と人のつながりを生む場所にしたいという思いも込めている。
地下1、2階には物販店舗、3~11階には飲食店舗が出店する予定。野村不動産は飲食店について世界初出店を含め、本物を知る大人たちを満足させられるラインナップにするとしている。エントランスはアルミシェードの外装に奥行きを持たせたデザインとし、四季や1日の時間帯を感じる照明演出を施す。
野村不動産は2012年10月、東京都渋谷区渋谷のジェムズ渋谷を開業したのを皮切りに、東京都、横浜市、大阪市でジェムズシリーズの都心型商業施設を合計12棟オープンしている。ジクロスギンザジェムズはジェムズシリーズの旗艦店と位置付け、銀座の街並みにふさわしい外観と最上級の飲食、物販で集客を図る。
事業はNREG東芝不動産が所有していた旧銀座第二東芝ビルの建て替えとしてスタートし、野村不動産の商業企画力とNREG東芝不動産の賃貸資産運営力を掛け合わせて推進してきた。(記事:高田泰・記事一覧を見る)