Facebook、「無効化されたアカウント」を復活させるのは困難
2019年8月28日 08:59
Anonymous Coward曰く、
20億人以上のアクティブユーザーを抱えるFacebookは、さまざまな悪意を持つ人物の活動を許してきたことから長い間批判されてきた。そのため同社は5月に30億を超える「偽アカウント」を無効化すると発表。疑わしいメールアドレス、疑わしい行動などのパターンを検知して自動で「偽アカウント」を無効化し、再登録を防ぐ仕組みとなっているという。
Facebookではアカウントが無効化された場合、ユーザーにはアカウントが無効になっていることだけが通知される。不服を申し立てるには、名前、連絡先情報、IDの画像をFacebookに送り、審査プロセスを受ける必要がある。しかし、Facebookの審査プロセスはいつまでに行われるのかも不明で、途中経過を問い合わせる手段もない。電話サポートも提供していないと返答されるという。
The New York Timesが無効化された14のアカウントに対して調査を行ったところ、Facebookは「5項目に問題があった」としてアカウントを無効化したと説明、不服のある場合には審査プロセスに登録を行うことを求めたという。これに応じて多くのユーザーが審査プロセスに登録をしたが、これによって無効化されたアカウントが再度有効になった例はなかったという(The New York Times、ACQ、Slashdot)。