VW Golfラインアップに、クリーンディーゼル搭載のTDIモデル大胆に追加
2019年8月22日 07:17
フォルクスワーゲン(VW)ジャパンは、ハッチバックの「Golf(ゴルフ)」やステーションワゴンの「Golf Variant」に、新たにクリーンディーゼルエンジンである「TDI」エンジンを搭載したモデルを10月1日より全国のVW正規ディーラーで発売する。Golfのディーゼルエンジン車は、環境規制の影響で98年以降日本では投入していなかった。今回21年ぶりの市場投入となる。
今回「TDI」が追加設定となるのは、6月に「TSI」モデルで発売し好評の特別仕様車「Golf Meister」「Golf Variant Meister」を含め、GolfとGolf Variantのそれぞれ4グレード全8グレードとなる。また、リア両側電動スライドドアを備えた7人乗りミニバン「Sharan」にも「TDI」モデルを追加設定する。
「Golf TDI」「Golf Variant TDI」は、燃費性能に優れ高い実用性をもった2リッター4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載。最高出力は150ps(110kW)/3500-4000rpm、最大トルク34.7kg.m(340Nm)/1750-3000rpmを発揮する。トランスミッションは7速DSGを組み合わせ、トルクフルな走りを披露する。なおWLTCモード燃費は18.9km/リッターを実現した。
また、特別仕様車「Meister」シリーズには、本革シートやプレムアムオーディオシステム“DYANUDIO”、液晶デジタルメーター“Active Info Display”を備えています。加えてドライビング支援システムとして渋滞時追従支援システム“Traffic Assist”や駐車支援システム“Park Assist”、などゴルフとして最高レベルの充実した各種先進安全装備や上級装備を採用したプレミアムな「TDI」モデルとなっている。
もう一台のTDIモデル「Sharan TDI」は、トルクフルなエンジンが多人数乗車や多くの荷物を積載する機会の多いミニバンにストレスのないパワフルな走りを提供。多彩なシートアレンジにより、ステーションワゴンを超える積載力を発揮する。ディーゼルユニットの高い経済性や走行性能は、長距離走行を伴うキャンプや本格的なアウトドアアクティビティを趣味とするユーザーニーズにマッチしたモデルだ。
今回の「TDI」モデル追加導入によって、VWの「TDI」ラインアップは、合計8 モデルとなった。ハッチバック、ステーションワゴン、セダン、SUV、ミニバンと多彩なボディタイプに「TDI」モデルが設定され、多様化する需要に応える充実した「TDI」ラインアップを実現した。
導入したTDIモデルの価格は、Golf TDI が323.0万円から362.0万円。ステーションワゴンのヴァリアントは、ゴルフHBに比べて14万円高い設定。Sharan TDI Highlineは529.6万円となる。(編集担当:吉田恒)