イーロン・マスク氏、火星に核爆弾落とすこと主張 「NUKE MARS」Tシャツも販売
2019年8月21日 18:07
Anonymous Coward曰く、
イーロン・マスクについて言えることがあるならば、彼が野心を失ったことがないということだろう。その野心の一つに、火星へ人間を送り込み、居住可能な空間を実現することがある。イーロン・マスクは2015年以降、火星の極にある氷冠部に核爆弾を落とし、それによって十分な水蒸気と二酸化炭素を放出させることで、火星を地球のようにできるというアイデアを支持してきた。
このテラフォーミングのコンセプトは、今でもイーロン・マスクの中で実現目標の1つとして設定されているようだ。彼は現地時間の8月15日に独り言のように「Nuke Mars!(核爆弾を火星に!)」とTweetした。そして、その後に「NUKE MARS」と描かれたTシャツの写真をアップロードした。このTシャツはSPACEXのWebサイトで販売中だ。
しかし最新の研究では、惑星の極を爆撃したとしても、その被害に見合う量の二酸化炭素の放出は期待できないと指摘されている。これに対して、イーロン・マスクはこの考えに反論、火星の土壌には十分な二酸化炭素が閉じ込められているとして、科学者たちが間違っていると主張している(SPACE.COM、BGR、Slashdot)。