転売や海外利用禁止の東京の3D地図を中国に転売した男、詐欺容疑で書類送検

2019年8月14日 10:25

 国内での利用に限定して販売され、転売も禁止されている東京都心の3次元地図データを購入後に中国へと持ち出して転売した男性が詐欺容疑で書類送検された(産経新聞日経新聞東京新聞)。

 この地図データはNTT空間情報が販売しているもので、同社は販売先を国内の利用者に限定しており、転売や譲渡を禁じる内容を含む契約の下で販売しているという。容疑者は元中国籍で、自身が経営する会社のマーケティングに使うとして約200万円で千代田区・中央区・港区と新宿の3D地図データを購入。その後容疑者はデータが記録されたHDDを持って中国に渡航、中国時代に勤めていた企業の元同僚に約200万円で転売したそうだ。

 男性はこの元同僚に持ちかけられて転売したと供述しているそうだ。ただ、地図データは輸出規制にはなっておらず、中国への持ち出しや転売自体は違法ではないという。

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