映画『HOKUSAI』柳楽優弥&田中泯W主演 葛飾北斎の知られざる素顔を初映画化

2019年8月10日 10:21

 映画『HOKUSAI』が、2020年初夏に全国ロードショー。

■初映画化となる北斎の知られざる素顔

 ゴッホ、モネ、ドガなど、数々のアーティストに影響を与え西洋近代絵画の源流となった、世界で最も有名な日本人・葛飾北斎。平均寿命が40歳の時代に、享年91歳という長寿人生を送った事でも知られている彼は、代表作「富嶽三十六景」を72歳の時に制作。またその長い生涯を通して、3万点以上の作品を描き残したといわれている。

そんな数々の名作をこの世に送り出してきた北斎だが、彼の<人生>に関する資料は少なく、故に様々な逸話が生み出されてしまったことも事実。そこで映画『HOKUSAI』は、数少ない忠実を基に、そのベールに包まれた北斎の人生を独自の視点と解釈によって紐解く。青年期・老年期に北斎の人生に大きな影響をもたらした2人の人物のエピソードから映し出す「人間・北斎」、そして北斎の手掛けた作品「三つの波の秘密」の誕生秘話が明かされる。

■柳楽優弥&田中泯W主演

 北斎に挑むのは、海外からも高い評価を受ける2人の日本人俳優。映画『誰も知らない』で、第57回カンヌ国際映画祭において最優秀主演男優賞を日本人初、史上最年少で受賞した柳楽優弥が、才能は認められながらも売れない絵師として葛藤の中で筆をとり続けた青年期を演じる。

また、俳優としてだけでなく舞踊家として世界を舞台に活躍する田中泯が、芸術家としての情熱を失うことなく孤独に自らの画才を磨き続けた老年期の北斎を務める。

■主役級の豪華キャスト陣

 2人の脇を固めるのは、日本を代表する主役級の豪華キャスト陣だ。青年期の北斎を見出した名プロデューサー・蔦屋重三郎には『のみとり侍』主演の阿部寛、老年期の北斎とパートナーを組む人気戯作者・柳亭種彦は『ミックス。』で主演を演じた瑛太。さらに、青年期の北斎がライバル意識を向ける美人画の大家・喜多川歌麿を『悪と仮面のルール』の玉木宏が演じる。

なお、監督は、『探偵は BAR にいる』シリーズや『相棒』シリーズを手掛けた橋本一が務める。

【詳細】
映画『HOKUSAI』
公開日:2020年初夏 全国ロードショー
監督:橋本一
出演:柳楽優弥、田中泯、阿部寛、瑛太、玉木宏

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