フランスの新興企業、ディーゼル車を電気自動車に改造する製品販売

2019年8月7日 23:19

 Anonymous Coward曰く、

 フランスの新興企業「Transition-One」が、フランス政府の補助を受け、ディーゼルエンジンの自動車を電気自動車化(EV化)する技術を開発した。これを利用することで、旧モデルのFiat Chrysler Automobiles NV、Volkswagen AG、Renault SA、PSA Group製自動車に電気モーター、バッテリー、ダッシュボードを追加できるという。

 「Renault TWINGO」をベースにした最初の試作車では、3個のバッテリーパックが前部に、2個が以前のガスタンク部分に取り付けられている。こうした部品はテスラ製自動車の部品販売業者から購入しているとされ、パワーパック全体の重さは120キログラムほどだという。改造費は価格は約23000ユーロ(約272万円)だとしている。

 創業者のAymeric Libeau氏は、前にソフトウェア会社のPentalog Groupを共同設立した経験がある。同氏は「新しい電気自動車を買う余裕がない人に販売している」としている。同社は今年末までにフランスとヨーロッパの規制当局による承認を見込んでいる。需要を確認するため9月から先行予約を開始する予定だという(BloombergSlashdot)。

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