リクルート、同意なしに就活中の学生個人情報を企業に提供との報道

2019年8月5日 17:53

 Anonymous Coward曰く、

 就職情報サービス「リクナビ」を提供しているリクルートが、就職活動中の学生のプライバシに関わる情報を同意なしに企業に販売していたことが報じられている(ITmedia日経新聞)。

 問題とされているのは、「リクナビDMPフォロー」というサービス。このサービスは企業が自社の新卒採用に応募した学生について、「採用選考のプロセスが途絶えてしまう可能性」を提示するとうものだという。

 リクナビによると、このサービスは過去に就職活動中の学生がリクナビで行った活動ログと対象の学生の活動ログを分析することで、選考・内定を辞退する可能性を5段階のスコア化していたという。

 リクナビはこのサービスについて、利用者が同意したリクナビのプライバシポリシーに基づいており個人情報保護法上の問題はないと主張している(リクルートの発表)。ただ、「関係各所から当社のプライバシーポリシーの表現が学生に伝わりにくいものとなっているのではないかとご意見をいただいた」とのことで7月31日でサービス提供の中止を決めたという。

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