対中関税「第4弾」を再び織り込む、SMBC日興証券(花田浩菜)

2019年8月5日 11:56


*11:56JST 対中関税「第4弾」を再び織り込む、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

8/5付の「DailyOutlook」では、対中関税「第4弾」について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『対中関税第4弾を巡る株価の下落は今年の5~6月にもみられたものである。5月5日にトランプ大統領が中国製品2,000億ドルに対する関税率の引き上げを表明した際に第4弾とされる3,000億ドル相当に対する25%の関税発動に言及。株式市場はその影響を織り込む形で6月初にかけて調整を余儀なくされたが、米国の利下げ期待の高まりを背景に切り返していた』と伝えています。

続けて、今回再び表面化する形となり、5~6月と同様の動きになる可能性はあることを挙げ、『日経平均は前回の安値(20,289円、6/4ザラ場)を下回らないとみている。前回はほぼ新規の材料であり、関税発動時期など不透明感のあるものであった。今回は市場にとって2度目の材料である。関税発動時期が明らかとなっているなど、前回より不透明要素が少ない。また、当初の関税率が前回よりも低い(10%)こともあり、相場への影響は前回5~6月ほどにはならないだろう』と分析しています。

さらに、『今週は目立った経済指標の発表はないが、指数採用銘柄の入れ替え公表(JPX日経400)が予定されている他、9日には国内企業の4-6月期決算発表が後半のピークを迎える』とまとめています。

最後にレポートでは、『今週の主なスケジュール』を紹介していますので、詳しくは8/5付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》

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