国内外の注目経済指標:日本の4-6月期GDP成長率は鈍化の見通し
2019年8月3日 14:38
*14:38JST 国内外の注目経済指標:日本の4-6月期GDP成長率は鈍化の見通し
8月5日−9日に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。
■8月7日(水)午後3時発表予定
○(独)6月鉱工業生産-予想は前月比−0.9%
6月における製造業部門の受注はやや増加する見込みだが、ユーロ圏経済の成長減速や国際貿易環境の悪化などの要因で鉱工業部門の全般的な回復は期待できないとの見方が多い。そのため、6月の鉱工業生産は前月比マイナスに落ち込む見込み。
■8月8日(木)発表予定時刻は未定
○(中)7月貿易収支-予想は+450億ドル
参考となる6月実績(ドルベース)で輸出は前年比−1.3%、輸入は同比-7.3%。輸入額の減少が黒字拡大の要因となった。7月については、インフラ部門への支出拡大による輸入増加はやや一服する可能性があるものの、対米輸出はさえない状況が続いていることから、ドルベースの貿易黒字額は縮小する見込み。
■8月9日(金)午前8時50分発表予定
○(日)4−6月期国内総生産-予想は前期比年率+0.6%
1−3月期との比較で成長率は鈍化する見込み。内需・公需がプラスに寄与する一方、外需はさえない状態が続いており、下押し要因。大型連休効果で個人消費はプラス予想も、設備投資は不確実性の高まりを反映して1%未満の伸びにとどまる可能性が高い。
■8月9日(金)午後9時30分発表予定
○(米)7月生産者物価コア指数-予想は前年比+2.4%
参考となる6月実績は前年比+2.3%。サービス価格の上昇が全体の指数上昇に寄与した。7月についてはサービス価格の上昇が続くと予想されていること、大幅な価格変動が生じている項目は特にないことから、コア指数の上昇率は6月実績と同水準にとどまる可能性がある。
○その他の主な経済指標の発表予定
・8月5日(月):(米)7月ISM非製造業景況指数
・8月6日(火):(日)6月毎月勤労統計調査・現金給与総額
・8月7日(水):(独)6月鉱工業生産
・8月8日(木):(日)6月経常収支
・8月9日(金):(中)7月消費者物価指数、(中)7月生産者物価指数、(独)6月貿易収支、(英)4-6月期国内総生産、(英)6月商品貿易収支《FA》