ポルシェ、911のエントリーモデル新型「911カレラ」クーペとカブリオレ発表

2019年8月1日 16:03

 独ポルシェAGは第8世代となった911シリーズに新型911カレラを追加してモデルレンジを拡充すると発表した。新しい911カレラのクーペおよびカブリオレは283kw(385ps)を発生する3リッター水平対向ツインターボエンジンを搭載。先代モデルより11kW(15ps) パワフルになった.

 911モデルのエントリーレベルを担う新しい911カレラの装備と技術的な注目ポイントは、上位モデルの911カレラSとほとんど変わらない。

 10.9インチタッチスクリーンディスプレイを備えたハイクオリティなインテリアと高度なコネクティビティ、ポルシェウェットモードに代表される革新的なアシスタンスシステムなどが標準で備わる。911カレラの特徴は、カレラSよりひとまわり小さな標準ホイールとブレーキ、そして2本のシングルエギゾーストテールパイプだ。

 911カレラのエンジン、シャシーおよびブレーキは、911カレラSと同じくエクスクルーシブなスポーツカーのために開発された。3リッター水平対向エンジンの新しいターボチャージャーには小型化されたタービンとコンプレッサーが備わり、新開発の8速デュアルクラッチトランスミッションPDKが、そのパワーを路面に伝える。

 これにより911カレラクーペの0-100km/h加速は4.2秒、最高速度は293km/hに到達する。スポーツクロノパッケージをオプション装着した場合、この加速タイムは0.2秒短縮される。新欧州サイクル(NEDC)による燃費はクーペで9.0リッター/100 km、カブリオレで9.2 リッター/100 kmだ。

 前輪に19インチ235/40ZRタイヤ、後輪に20インチ295/35ZRタイヤと前後異径タイヤを採用し、4輪ともに黒くペイントされた4ピストンモノブロックキャリパーと直径330mmのブレーキディスクが装着される。

 日本での展開などは、いまのところ不明だ。(編集担当:吉田恒)

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