Chrome拡張の新ユーザーデータポリシー、10月15日に適用開始
2019年7月28日 21:11
GoogleがChromeのデベロッパープログラムポリシーを改訂し、拡張機能の新ユーザーデータポリシーを10月15日に適用開始すると発表した(Chromium Blogの記事、 The Next Webの記事、 VentureBeatの記事)。
新ユーザーデータポリシーは5月30日に予告されていたもので、実装に必要なデータへのアクセスのみを要求することが必須化され、プライバシーポリシー公開が必須となるユーザーデータの対象が拡大される。新ユーザーデータポリシーに違反する拡張機能は10月15日以降、削除または却下されることになる。
拡張機能開発者は既存の拡張機能を調査し、より狭い範囲のパーミッションが利用可能な場合はそちらへ切り替えること、要求するパーミッションとその理由をリストアップしてChromeウェブストアの拡張機能情報ページ、または拡張機能のAboutページに掲載することが求められる。将来を見据えて現行バージョンで使用しないパーミッションを要求することは禁じられ、実際に使用するバージョンでのみ要求する必要がある。
プライバシーポリシーに関してはユーザーの個人情報や機密情報を扱う拡張機能に加え、ユーザー作成コンテンツや個人の通信を扱う拡張機能でも公開が必須となり、個人情報・機密情報と同様に適切な暗号化を行うなどデータ保護が求められる。