暗号通貨発行に政府から反発受けるFacebook、中国との戦いに必要と批判
2019年7月27日 10:21
Anonymous Coward曰く、
Facebookが独自の暗号通貨を発行する計画を明らかにしたが、これに対し米政府などからは反発の声が上がっており、新たな規制が行われる可能性も出ている。これに対しFacebookは、「我々を規制すればこの分野で中国に追い抜かれる」と主張しているそうだ(TechCrunch、TechSpot)。
Facebookは6月に2020年に「Calibra」という、暗号通貨を利用するためのデジタルワレットを提供する計画を明らかにした(過去記事)。これに対しては米政府が懸念を示し、規制のための法律を整備する意向を明らかにしているほか、日本政府も動向に注目している。
一方Facebookはこういった動きに対し、もし米国企業が暗号通貨関連分野でイノベーションを起こせなければ、他国にその分野を支配されるようになると主張。政府による規制の結果米国内で暗号通貨の発展が遅れれば、将来的に米国の国家安全保障のための障害となる可能性があるとも主張している。