乃木坂46キャプテン桜井玲香が卒業発表

2019年7月9日 16:45

 乃木坂46のキャプテンとして、結成以来グループを牽引してきた桜井玲香が、7月8日のブログで乃木坂46からの卒業を発表した。

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 現在行われている『真夏の全国ツアー』のファイナルである、神宮球場でのライブ(9月1日)をもって卒業だということで、ファンの間では激震が走っている。

 昨年から今年にかけて、乃木坂46も1期生を中心に卒業が続いているが、キャプテンである桜井玲香の卒業は、また一つ違った重みというか、意味のようなものを感じるファンが多いようだ。

 ただし、それが悲壮感を漂わせるものかというと、そうでもない。

 これまでこちらでも紹介しているが、乃木坂の卒業生で、特に芸能界に残って活動しているメンバーは、いずれも堅調な活躍を示しているのみならず、卒業して乃木坂の肩書を外したことで新しい一面を知られて、さらにファンを増やしていくメンバーが多いからだ。

 桜井も、乃木坂のキャプテンをする一方で、舞台での実績を着実に踏んでおり、8月2日からは東京新国立劇場中劇場で、16日からは大阪森ノ宮ピロティホールで、『THE BANK ROBBERY!~ダイヤモンド強奪大作戦』というイギリスで大ヒットしたサスペンスコメディの舞台に出演することが決まっている。

 また多くの舞台、テレビの関係者がこの卒業に関してコメントを出しており、卒業後のオファーも期待できそうな雰囲気だ。

 とはいえ、乃木坂のメンバー、そしてファンにとって、キャプテン桜井の存在は非常に大きかった。

 スタート時は、透き通った美しい声と安定した歌唱力で「楽曲の乃木坂」といわれるようになった乃木坂の特徴を印象付け、ライブでの煽り、そしてコメントは、普段のおっとりふにゃふにゃした口調からは想像もできないほど、ファンの心に響いた。

 『乃木坂ってどこ』リニューアル時のバナナマン降板どっきりのときは、涙を流しながら寂しさとやるせなさを隠そうともしない鬼の形相を見せたかと思えば、卒業生とも頻繁に連絡を取るなど、乃木坂全体を俯瞰する目を持っていた。

 ポンコツ、遅刻魔、頼りないと弄られながらも、メンバーから信頼され、愛されていたのは、これまでにないキャプテン像だったように思える。

 『乃木坂のキャプテン』という肩書を外した桜井玲香が、これからどんな新しい一面を見せてくれるのか?そして桜井卒業後の乃木坂が、今度はどんな景色を見せてくれるのか?

 ファンにとっては、寂しさよりもワクワクした期待のほうが大きい卒業発表だったともいえるだろう。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る

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