外需株への見直し買いが続こう、SMBC日興証券(花田浩菜)

2019年7月3日 11:52


*11:52JST 外需株への見直し買いが続こう、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

7/3付の「DailyOutlook」では、外需株について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『株式市場にリスクオンの資金が流入し始めている。6月最大の注目イベントであった米中首脳会談は、米国による追加関税第4弾の発動見送りに加え、中国通信機器大手ファーウェイ社への禁輸措置に対する緩和の意向が示されるなど、総じて良好な結果で終えた。会談後の週明けの日経平均は前営業日比454円高と今年3番目の上げ幅で反応、続く昨日も新規の買い材料に乏しい中、堅調に推移した。リスクオフ時に資金の代表的な逃避先とされる金や円は6月に大きく上昇した後、足元ではともに反落の動きを示しており、安全資産からリスク資産へと投資家がリスク選好姿勢に転じつつある様子が窺える』と伝えています。

続けて、米中首脳会談後の日本株市場の牽引役は電機や機械、商社などの外需・景気敏感業種であることを挙げ、『これらの景気敏感業種は5月に世界的な景気減速や貿易摩擦の激化懸念などから大きく売られた後、6月は金融緩和期待や通商協議の進展期待などから持ち直しの動きを見せていた。会談を無難に、あるいは市場の想定を上回る結果で通過したことで、見直し買いが加速していると判断できよう。とはいえ、依然として5月の急落前の水準には遠い』と分析しています。

さらに、『世界を覆う不透明要因が一先ず後退したこと、および世界的な金融緩和の方向性を踏まえれば、外需・景気敏感業種へのリターン・リバーサルの地合いが当面の日本株市場の上昇を後押ししよう』とまとめています。

最後にレポートでは、『外需・内需の対TOPIX相対株価の推移』を紹介しています。詳しくは7/3付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》

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