地球温暖化で気候アパルトヘイトが発生 国連報告書
2019年6月29日 14:04
taraiok曰く、
国連の人権専門家Philip Alston氏は、気候変動により「気候アパルトヘイト」とも呼ぶべき現象が起きる可能性を指摘している。これは地球規模の温暖化により、何億もの人々が生活の維持に必要な水や食料、住居といった基本的権利を確保できなくなり、民主主義の原則が損なわれている状況に置かれることを言う。同氏は国連やNGO、企業などの対策が「脅威の緊急性と規模に不釣り合い」であるとする報告書を提出した(The Guardian、Slashdot)。
世界の最貧層の二酸化炭素排出量はわずか10%だ。にもかかわらず、彼らは気候温暖化による悪影響の75%を負担する推定となる。結果として地域社会の不満や不平等が拡大、そして一部のグループによる略奪が発生する高まるとしている。そのほかにも、ドナルド・トランプ大統領が、気候科学に関連する予算を減らし研究者を「積極的に沈黙させた」ことやブラジルの大統領に、アマゾンの熱帯雨林を鉱業に開放することを約束させたことも強く批判している。