SOUは底値圏、19年8月期2桁増収増益予想
2019年6月27日 09:06
SOU<9270>(東マ)はブランド品のリユース事業を展開している。19年8月期2桁増収増益予想である。第2四半期累計は一時的費用が影響して減益だったが、進捗率は順調である。通期ベースで好業績を期待したい。株価は売り一巡感を強めている。ほぼ底値圏だろう。
■ブランド品のリユース事業を展開
ブランド品、貴金属、時計、地金、宝石および骨董品、美術品などの買取・販売を主としたリユース事業を展開している。
商品仕入は国内買取63店舗(19年8月期第2四半期末時点)を中心に展開している。販売は国内および香港における業者向けオークションでの販売や卸販売を主力として、店舗・ECサイトでの一般消費者向け小売販売も行っている。
■19年8月期2桁増収増益予想
19年8月期の連結業績予想は、売上高が18年8月期比13.1%増の356億50百万円、営業利益が17.2%増の22億円、経常利益が17.9%増の21億30百万円、純利益が16.7%増の14億50百万円としている。買取拠点拡大に伴う仕入増や国内外オークション開催増などで2桁増収増益予想としている。
第2四半期累計は売上高が前年同期比23.2%増の189億56百万円、営業利益が3.3%減の11億52百万円、経常利益が2.1%減の11億49百万円、純利益が11.2%減の7億70百万円だった。円高影響などによる売上総利益率の低下、M&A関連や自社株TOB関連など一時的費用の発生により減益だったが、買取店舗拡大などに伴う仕入増によって大幅増収基調を継続したとしている。
第2四半期累計は減益だったが、通期予想に対する進捗率は売上高53.2%、営業利益52.4%と順調である。通期ベースで好業績を期待したい。
■株価は底値圏
株価は売り一巡感を強めている。ほぼ底値圏だろう。6月26日の終値は3495円、今期予想連結PERは約14倍、時価総額は約219億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)