情報・通信業の株価上昇を見込む、SMBC日興証券(花田浩菜)

2019年6月25日 11:38


*11:38JST 情報・通信業の株価上昇を見込む、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

6/25付の「DailyOutlook」では、情報・通信業と小売業の株価について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『今週から、外食、専門店、百貨店、コンビニなど小売企業の19年3-5月期決算発表が本格化する。小売企業の利益は、原材料費、人件費の上昇で利益が伸び悩む例が少なくない。18年12-2月期決算では前年同期と比較して営業利益が減少した企業の割合は6割近くにも上った。消費者心理の悪化が続いており、今回の決算で小売企業に好材料を見出しにくい。むしろ企業の生産性向上をサポートするシステム関連企業が材料視される可能性があると考える』と伝えています。

続けて、株価に目を転じると情報・通信業と小売業は対照的な動きを示すことを挙げ、『物色対象として二極化が進む理由は、“人手不足”にあるとみている。コンビニ大手が長時間営業の見直しを模索するなど、企業は人手不足の対応に追われている。有効求人倍率の1倍超え、日銀短観の雇用人員判断DIの「不足」超が続いており、人手不足が緩和する兆候はみられない。一方、情報・通信業の構成銘柄には上述のシステム関連企業が含まれる。小売企業の業績が悪化すれば生産性向上銘柄に追い風と捉えられ、逆に小売企業の収益性が改善したとしても、キャッシュレス決済、クラウドなどIT技術の導入が奏功したと捉えられるのではないか』と分析しています。

さらに、『情報・通信業は内需関連であることから、円高ドル安で自動車など外需関連が敬遠された場合の受け皿にもなり易いとみている』とまとめています。

最後にレポートでは、『情報・通信業と小売業の株価推移』を紹介しています。詳しくは6/25付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》

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