Revive、1.2億円調達 トップアスリートと交流できる「vibes.」リリースへ
2019年6月19日 08:38
社会人アメフト「Xリーグ」オービックシーガルズの現役トップアスリートである前田眞郷氏が代表を務めるRevive(リバイブ、神奈川県鎌倉市)は、ベンチャーキャピタルのジャフコ(東京都港区)と、ゲーム会社のアカツキ(東京都品川区)などを引受先とした、計1.2億円の第三者割当増資を実施した。これにより、自社が運営するアスリートとファンをつなぐ「vibes.」の開発と事業拡大を行う。
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「vibes.」とは、アスリートと直接交流ができる新しい形のプラットフォーム。月額制のオンラインコミュニティとなっており、憧れの選手とビデオ通話などで会話ができ、様々な学習の場ともなる。
1月にローンチしたβ版では、ビデオ通話のみのサービス提供だったものの、その反響は大きく、今後の展開にはずみを付けた。今後は7月初旬に、ビデオチャットやライブ配信、グループチャット、画像・動画の送信、いいねやアンケート機能も付加したリニューアル版をリリース予定。さらにこの段階で、サッカーの杉本健勇選手やラグビーの金正奎選手が登場する予定だ。
その後こそれらの実証による改善を経て、9月~10月中に正式なリリースをする予定だ。交流できるアスリートも、今後増やしていくとしている。
同社では、このvibes.のほかにも、アスリートの第2の人生を見据えて、競技生活とその後の持続的価値を生み出すブランディングを行う「Athlete creative partner」という事業も、7月初旬にリリース予定だ。競技浸けだった生活を終えた後も、その人生のマーケティングをサポートする、全く新しいアスリートマネージメントのスキームだ。
また日本をリードする次世代のアスリート人材育成を目的として、トップアスリートらを講師陣とした「vibes. Academy」も8月下旬にローンチする。21世紀を生き抜く力や、スポーツで世界を変えるスキルを学ぶプログラムとなっている。
今回の資金調達は、これらのシステム開発や事業拡大に使われる。同社では、従来のアスリートのイメージや価値を「再定義」することで、アスリートの価値を最大化。その価値を社会へ還元していきたいとしている。