『ドラゴンクエスト・ウォーク』11日からβ版体験会開始 ゲームの特徴は?
2019年6月13日 09:11
スクウェア・エニックスは、2019年より配信予定のスマホ用アプリ『ドラゴンクエスト・ウォーク』のβ版体験会を、2万人の参加者により6月11日から開始した。
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本作は『ドラゴンクエスト』シリーズのRPG要素やバトル機能を実装した位置情報ゲームとして、製作発表からすでに大きな話題となっている。
また今回のβ版体験会では、ゲームが円滑にプレイできない可能性などがあらかじめアナウンスがなされていたが、実際にプレイしたユーザーはどのような感想だっただろうか。
■ファン待望の『DQウォーク』β版体験会
スクウェア・エニックス(以降、スク・エニ)が2019年に配信予定のスマホ(iOS/Android)ゲーム『ドラゴンクエストウォーク(以降、DQウォーク)』。そのβ版体験会が6月11日、事前募集の抽選で選ばれた2万人のユーザーにより開始された。
1986年に第一作が発売されてから30年以上、“国民的RPG”とも称される『ドラゴンクエスト』シリーズなだけに、配信(正式リリース)前から大きな話題となっている。
本作はスク・エニとコロプラが共同開発した、位置情報を利用したゲームアプリだ。スマホのGPS機能と連携することで、ゲーム画面にはモンスター以外に、東京タワーなどの実在する建物や街が出現。ドラクエシリーズのRPG要素や、おなじみのバトル機能も実装しているという。
スク・エニは正式リリースに先駆け、6月3~5日に関東圏のみでβ版体験会のプレイヤーを2万人募集(iOS/Androidそれぞれ1万人)。しかし応募が2万人を越えたため、抽選により参加者を決定したが、6月10日に発表された当落結果では多くのユーザーが「落選」や「当選」に一喜一憂した。
β版体験会ではプレイしたユーザーの意見がフィードバックさせるため、アンケートが実施される予定だ。またβ版体験会では個別サポートは行われず、円滑にゲームプレイができない可能性や、今回のプレイデータが正式サービスに引き継がれないなどの注意事項がある。
■『DQウォーク』は『ポケGO』に勝てるのか?
β版体験会では当選したユーザーへと送られたシリアルコードを入力し、ゲームをスタートすると案内人“スラミチ”が登場する。今回のゲームではプレイヤーの分身となるキャラクターを、性別やかみ型など6項目を選んだり、おまかせで作る「キャラメイク」が楽しめる。
位置情報ゲームといえば、キャラクターやアイテムなどを集めるコレクション要素が主体となるが、『DQウォーク』はストーリーを主体としたRPGだ。フィールドではドラクエおなじみの「戦闘」が起きるのだが、これが位置ゲー独特の楽しみ方である“歩きながら”では少し難しいかもしれない。
『DQウォーク』はクエストをこなしながら物語(エピソード)を進めるシステムで、それぞれのエピソードにはクリア報酬が設定されている。またクエストをプレイヤーが設定することもでき、移動距離が遠いほどエピソードを“解放”する「導きのかけら」を多くなるなど、さまざまなイベントや仕掛けが盛り込まれているようだ。
ところで、実際にプレイしたユーザーの声をSNSなどで拾ってみると、前述した「歩きながらでは難しい」と「色々と複雑」などの声をいくつか見かけた。2016年に配信スタートした『ポケモンGO(以降、ポケGO)』は『DQウォーク』と同じ位置ゲーだが、シンプルな作りとなっているため、手軽に歩きながらでも楽しめるようになっている。
余談だが『ポケGO』や『DQウォーク』などの位置ゲーの楽しみ方として、ゲーム画面に実在のランドマークや地名の登場などもあげられるが、これに関しては地方ユーザーからあげられた「不公平だ」の声も目に付いた。
今回のβ版体験会を経て、『DQウォーク』がユーザーの声にどれだけこたえブラッシュアップされるのか、今から正式サービスを心待ちにしたい。(記事:高塔・記事一覧を見る)