ディカプリオ製作の実写『AKIRA』、2021年5月に全米公開
2019年5月27日 09:27
ハリウッド実写映画『AKIRA』の全米公開が、2021年5月21日であることが報じられた。本作は日本のみならず海外でも人気を集める漫画を原作としており、俳優のレオナルド・ディカプリオがプロデューサーとして参加することでも話題となっている。
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また渋谷では、2019年初夏まで『AKIRA』のコラージュアートとして、最終回となる第3段「アートウォール・プロジェクト」が公開されている。
■ディカプリオが製作するハリウッド実写版『AKIRA』
日本の人気漫画『AKIRA(アキラ)』のハリウッド実写映画が、2021年5月21日に全米公開されることが判明した。この情報はエンターテイメントのニュースサイト「The Playlist(プレイリスト)」などで報じられている。
本作は『タイタニック』などで脚光を浴び、現在は映画プロデューサーなどでも知られるレオナルド・ディカプリオが製作。『マイティ・ソーバトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督がメガホンをとる。キャストなどの詳細はまだ明らかにされていない。
■日本SF漫画の金字塔『AKIRA』
『AKIRA』は、1982年から「週刊ヤングマガジン」にて連載されていた、大友克洋氏の作品だ。荒廃した2019年の東京を舞台に、超能力による激しい戦い、老人のような子供たち、斬新なデザインのバイクなどが緻密に描かれている。また日本だけではとどまらず、海外からも“サイバーパンク”として長年大きな人気を得ているSF漫画だ。
1988年には124分の長編アニメ映画として日本で公開。当時は原作が完結していない状態であったが、大友氏が映画用に絵コンテを書き下ろし製作された。
本作は「2020年の東京五輪」など、40年近くも前に描かれていながら、現在に通じる様々な事象を“予言”した作品として近年話題になっている。さらに2017年10月からは、渋谷PARCO建て替え工事において、『AKIRA』の世界観を表現したアートウォールが設置された。その後2018年5月から第2弾が登場し、2019年2月下旬から初夏までは、第3弾(最終回)として過去最大のアートウォール・プロジェクトが公開されている。
日本SF漫画の金字塔『AKIRA』が、ハリウッドでどのような作品として完成するのか楽しみだ。(記事:高塔・記事一覧を見る)