レッド ヴァレンティノ、2019年秋冬コレクション発表
2019年5月14日 21:32
レッド ヴァレンティノ(REDValentino)の2019-20年秋冬コレクションが発表された。
今シーズンは、かつてヨーロッパで流行した中国趣味の美術様式から着想を得た「チャイニーズシノワズリ」と、イギリスのエドワード国王にオマージュを捧げつつロックテイストに仕上げた「ニューエドワリアン」の2テーマでコレクションを展開していく。
■チャイニーズシノワズリ
「チャイニーズシノワズリ」にラインナップするのは、中国のタペストリーからインスパイアされたフラワー柄のワンピースなど。真っ赤に咲き誇る麗しい花々が、繊細なチュールに刺繍されている。ブラックのチュールワンピースに刺繍した燕や水連は、水墨画からインスピレーションを得た。
ショルダーストラップにリボンを採用したロングワンピースには、中国の工芸品をイメージしたイラストを散りばめて。テキスタイル全体にも陶器のヒビワレを彷彿とさせる模様が描かれている。
■ニューエドワリアン
レザージャケットやレオパード柄ワンピース、ブリティッシュテイストのツイードジャケットなどは「ニューエドワリアン」のアイテム。ブラックを基調とするハードなピースにはフェミニンなムードに仕上げるアプローチが取られており、たとえばコートやジャケットのバックスタイルには大きなラッフルを配している。
■バレエの強さと上品さ
コレクション全体に一貫して流れているのはバレエダンサーが持つ強さと上品さ。ダンサーが着用するチュチュやカーディガン、バレエシューズのようなリボンを結んだスニーカーといったアイテムが登場する。ルックでダンスを披露しているのは、ローマのアカデミア ナツィオナーレ ディ ダンツァで学ぶ生徒たち。レッド ヴァレンティノらしいロマンティックなドレスなどが、バレエのエネルギッシュで品のある動きを、より一層際立たせている。