米中貿易協議の行方は予断を許さない状況に

2019年5月7日 16:05


*16:05JST 米中貿易協議の行方は予断を許さない状況に
 報道によると、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は6日、「中国の交渉団が9、10日に訪米し、協議を継続し、劉鶴副首相が両日の協議に出席する」と表明した。トランプ米大統領は5日、2000億ドル相当の中国製品に対する関税を10日から現在の10%から25%に引き上げる考えであるとツイッターに投稿した。ライトハイザー米USTR代表も「10日に対中関税を引き上げる」と述べており、税率については判明していないものの、輸入関税は10%から引き上げられることになるようだ。

 市場関係者の間では「中国の副首相が2日間の協議に参加することは好材料だが、中国側が米国の要求に従うことは期待できない」との見方も出ている。ある市場関係者は「9−10日に開かれる貿易協議でどのような進展があるのかを慎重に見極める必要がある」と指摘しており、為替については市場関係者の多くが「予断を持てない状況が続く」と指摘している。《MK》

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