レクサス・ブランドとして初の豪華ミニバン「LM300h」、上海モーターショーで発表

2019年5月6日 11:45

 トヨタ自動車は2019年4月16日、中国で開催された上海国際モーターショーにおいて、レクサス・ブランドとして初のミニバン「LM300h」をワールドプレミアした。

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 レクサスLMはサルーンの「LS」、クーペの「LC」、SUVの「LX」、に続く、「L」を冠したレクサスの旗艦モデルで、ミニバンのラグジュアリーモデルである。

 車両全体のフォルムから明らかにトヨタ製高級ミニバンとして売れ筋の「トヨタ・アルファード&ヴェルファイア」がベースだとわかる。が、レクサスモデルのフロントデザインを象徴するスピンドルグリルで構成したフロントマスクとすることで特別感を訴求する。

 フロント・コンビネーションランプ・ユニットの内部に鋭い目つきをのレイアウトLEDライト置いてして3眼ヘッドライトを隈取りする。ボディサイドには、アルファード&ヴェルファイアと差別化を図る目的か、ウィンドウラインとBピラーにメッキパーツがZ字型に配されている。

 ショーではコンセプトモデルの展示だけで、その諸元などのスペックや価格は明らかにされていない。レクサスによれば現時点で日本市場への導入予定はないという。が、事前スクープの大方の見方は“中国市場専用車”という報告が一般的だ。

 室内のシートレイアウトは一般的なミニバンと異なり3列ではなく、大方のスクープどおり2列4座。前席空間と後席空間をパーティションで仕切るリムジン仕様となっている。運転をショーファーに任せ、オーナーが座ると目される2列目シートは固定式のアームレストを備えた左右独立したキャプテンシート仕様だ。後席専用の大型ディスプレーが設置されるなど、ラグジュアリーを極めた空間で、ミニバンとするよりも、これまで世界の乗用車セグメントには存在しなかった箱型の新しいショーファーカーの誕生と言えるかも知れない。(編集担当:吉田恒)

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