Spotify、有料サブスクライバー数が1億人に到達
2019年5月3日 22:48
Spotifyが4月29日に発表した2019年第1四半期決算によると、有料サブスクライバー数が1億人に到達したそうだ(プレスリリース、The Vergeの記事、The Guardianの記事、Neowinの記事)。 Spotifyの有料サブスクライバー数は2018年第4四半期決算の段階で9,600万人だったので、3か月間で400万人増加したことになる。一方、月間アクティブユーザー数は2018年第4四半期から1,000万人増の2億1,700万人。2月末にサービスを開始したインドでは1週目に100万人以上がサインアップしており、現在は200万人以上のユーザーがいるそうだ。インドでのサービス開始により、Spotifyを利用可能な国は79か国に増加した。第2四半期には月間アクティブユーザー数が2億2,200万人~2億2,800万人、有料サブスクライバー数が1億700万人~1億1,000万人になるとの見通しを示している。 2018年第4四半期に初の営業利益を上げたSpotifyだが、今期は再び4,700万ユーロの営業損失となった。見通しを上回る粗利益と見通しを下回るマーケティング費用により、営業損失は見通しを下回ったが、株価上昇により営業経費は大幅に増加したとのことだ。 一方、Apple CEOのティム・クック氏は2019年度第1四半期(2018年第4四半期)決算発表の際、Apple Musicの有料サブスクライバー数が5,000万人に到達したと述べている。また、4月にWSJが報じたところによると、米国でのApple Musicのサブスクライバー数は2,800万人となり、2,600万人のSpotifyを上回ったとのことだ。なお、Appleは4月30日に2019年度第2四半期の決算発表を行っているが、Apple Musicのサブスクライバー数への言及はなかった。