ANA、令和最初と平成最後のフライトはバンコク便 祝賀セレモニーも
2019年5月2日 16:14
5月1日の深夜午前0時5分、全日空(ANA)は羽田空港国際線ターミナルから令和最初のフライトNH849便バンコク行きを送り出した。出発前の搭乗口付近では、ANAの平子裕志社長、NH849便の機長、平成元年生まれの整備士などが参加した式典が開催された。
当日開催されたイベントには、新元号「令和」に因み、客室乗務員渡邉令奈さんと猪上和(なぎ)さん、地上係員の本間令子さんと土屋和(むつみ)さんも参加した。4月30日から日付が変わるタイミングで乗客とともにくす玉を割り新元号を祝った。同フライトの乗客は217名で、全員に搭乗証明書と「令和」と描かれた扇子などの記念品も配られた。
ANAは、令和最初のフライトNH849便に先立ち、平成最後のフライトのイベントも開催している。バンコク行きのNH1925便は4月30日の23時41分に平成最後のフライトとしてバンコクへ向けて飛び立った。乗客は229名で、全員に「平成」と描かれた扇子などの記念品が配布されている。
新元号「令和」を祝うイベントはピーチアビエーションが記念セールなどを行ったが、日本航空(JAL)でも記念セレモニーを開催している。
5月1日の新元号に因み、同日の06時30分羽田発の札幌新千歳行きのフライトJAL501便を「新元号『令和』祝賀フライト」として運航し、出発前に搭乗口でセレモニーを開いた。このフライトの客室乗務員5名は名前に「令」または「和」の付くメンバーが選ばれた。青戸和美さん、秋元和香菜さん、浅沼和恵さん、西和音さん、松原令美さんの5名だ。
同便の乗客168名全員には、搭乗証明書の他に七宝模様の「和鶴」折り紙もプレゼントされた。祝賀フライトの出発に先立って開かれてセレモニーでは、東京空港の"屋敷和子"支店長が挨拶し、松原令美さんと並び「令和」の記念撮影も行われた。
新元号「令和」に改元されると同時に新天皇が即位され、日本中がお祝いムードに沸いている。日本を代表するANAやJALはパイロットや客室乗務員の飲酒問題などを抱えている。今回の改元を機に心新たに安全運航を目指してくれることを願うものである。(記事:kan1713・記事一覧を見る)