Windows 10 May 2019 Update、外部ストレージ接続状態では適用できず

2019年4月28日 22:49

Microsoftのサポートドキュメントによると、USBストレージやSDカードなどの外部ストレージが接続された状態では、Windows 10 May 2019 Update(バージョン1903)の適用がブロックされるそうだ(BetaNewsの記事Softpediaの記事The Registerの記事)。 対象となるのはWindows 10 バージョン1803/1809を実行している環境で、外部ストレージが接続された状態でMay 2019 Updateへのアップグレードを実行すると、不適切なドライブ文字再割り当てが発生する可能性があるためだという。ドライブ文字再割り当ての影響を受けるのは外部ストレージだけでなく、内蔵ドライブも影響を受ける可能性がある。そのため、May 2019 Updateへアップグレードするには外部ストレージを取り外しておく必要がある。このPCはアップグレードできないといったエラーが表示された場合、外部ストレージを取り外してからアップグレードを再開すればいい。 この問題は将来のアップデートで修正が予定されており、26日に提供が始まったWindows 10 Insider Preview ビルド18885(20H1)では修正されている。Windows 10ではアップグレード時に空き容量が不足した場合、外部ストレージで補うことが可能だが、May 2019 Updateへのアップグレード時には利用できないということになりそうだ。なお、バージョン1809までのWindows 10ではストレージ容量の最低要件が32ビット版で16GB以上、64ビット版で20GB以上となっていたが、May 2019 Updateでは32ビット版・64ビット版ともに32GB以上へ変更されている。 

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