JALとガルーダ・インドネシア航空、コードシェアを拡大
2019年4月24日 20:43
日本航空(JAL)とガルーダ・インドネシア航空は24日、コードシェアを拡大すると発表した。2018年9月に締結した包括的業務提携に基づく更なるコードシェア拡大について、発表したものである。
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今回のコードシェア対象路線は、JALの運航便は東京(羽田)~大阪(伊丹)。ガルーダ航空の運航便は関空~ジャカルタ、中部~ジャカルタであり、販売開始日は4月25日、コードシェアの開始日は5月8日としている。
2018年のコードシェア開始時の対象路線は、JALの運航便は成田~ジャカルタ・ニューヨーク・ロサンゼルス、羽田~千歳・中部・福岡、ガルーダ航空の運航便は羽田~ジャカルタ、成田~デンパサール、ジャカルタ~スラバヤ・ジョグジャカルタであった。今回はこれらのコードシェアを拡大するものだ。
この「コードシェア」とは一体どんなシステムなのであろうか。そして航空会社及び乗客にとってどんなメリットがあるのだろうか?
コードシェアとは、1機の飛行機を2つ以上の航空会社が「共同運航」することである。例えば、JALとガルーダ航空のコードシェア便で、「運航会社」がJALであった場合、機材から乗務員までをJALが手配し、JALによって運航される。この運航の相手であるガルーダ航空は、航空券の予約販売を担当する。そして便にはそれぞれの航空会社名を冠したJL123便、GA234便など2つの異なる便名が付く。
航空会社のメリットは、自社が運航していない路線を自社の路線として販売可能になることがある。単独で新規の路線を開拓するには多額の費用と日数を要する。
一方乗客にとっては、ガルーダ航空の運航便に乗ってもJALのマイレージにカウントされるなどのメリットがある。
JALとガルーダ航空は、今後更なるコードシェアの拡大、マイレージの提携、共同事業を実施して行くとしている。(記事:kan1713・記事一覧を見る)