赤チン、国内での製造が2020年で終了へ
2019年4月19日 22:32
かつて消毒薬として広く使われていた「赤チン」ことマーキュロクロム液の国内での製造が2020年で終了する(産経新聞、テレ朝NEWS、ITmedia)。
マーキュロクロム液は製造過程で水銀の廃液が発生することから水銀による環境の汚染の防止に関する法律で規制対象になっている。そのため2021年以降は国内での製造が行えなくなり、これを受けて厚生労働省は2019年5月31日を持って日本薬局方からマーキュロクロム液を削除することとなった。これにより、「日本薬局方」とパッケージに記載があるマーキュロクロム液製品は6月以降販売できなくなるという。
また、パッケージに「日本薬局方」との記載がない製品については今後も販売が可能ではあるものの、国内での製造が行えなくなることから、2020年で「赤チン」は店頭から消えることになるようだ。