JCRファーマは業績上振れや臨床試験の開始など注目され再び上値を追う

2019年4月16日 09:41

■ホルモン製剤(開発番号:JR-142)の第1相臨床試験を5月開始の予定

 JCRファーマ<4552>(東1)は4月16日、出直りを強めて始まり、取引開始後に6650円(390円高)まで上げて3月29日につけた年初来の高値6740円に迫っている。3月29日に2019年3月期の連結業績予想の増額修正を発表し、4月1日には、遺伝子組換え持続型成長ホルモン製剤(開発番号:JR-142)の第1相臨床試験の5月開始を発表。注目が再燃する形になった。

 19年3月期の連結業績予想は、主力製品であるヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」、腎性貧血治療薬「エポエチンアルファBS注JCR」および再生医療等製品「テムセルHS注」の販売が好調に推移し、契約金収入も期初予想を上回ることから、親会社株主に帰属する当期純利益は従来予想を19%引き上げて38.0億円の見込み(前期比では23.7%の増加)、1株利益は123円11銭とした。決算発表は5月10日の予定。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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