米国防総省のJEDIクラウドシステム、最終選考にはAmazonとMicrosoft

2019年4月14日 19:34

米国防総省が計画している民間企業による軍用クラウドシステムJEDI (Joint Enterprise Defense Infrastructure) Cloudに入札していた企業のうち、AmazonとMicrosoftが最終選考に残ったそうだ(Netgovの記事Bloombergの記事The Registerの記事Computingの記事)。 JEDIは軍の機密データを処理するクラウドシステムを民間企業が構築するというもので、最長10年間、総額100億ドルの契約となる。AmazonとMicrosoftのほかにOracleやIBMも入札していたが、国防総省によるとAmazonとMicrosoftのみが受注の最低要件を満たすとのこと。Googleも入札したものの、昨年10月に取り下げている。 OracleはJEDIの単一企業への受注という要件に反対意見を提出(PDF)していた。反対意見は却下されたが、現在AWSでJEDIにかかわる仕事をしている元国防総省職員が国防総省時代、Amazonに有利な要件を設定したとして訴訟も提起している。この訴訟は保留になる一方で、国防総省は元職員の利益相反行為はないとの判断を示しており、7月半ばにも受注先が決定するとみられている。 

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