副業は自分の中にある“未開拓の可能性”を見つけるチャンス
2019年4月12日 17:34
副業について語られる時、収入面やスキルアップについてのテーマが多い。しかし”副業”をひとつの”機会”として捉えれば、より多様な価値を見出すことができるのではないだろうか。
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キャリアデザインを見つめ直し、キャリアと生活をより充実させる。自らの中に、“未開拓の可能性”を見つける機会にすることも可能なのではないのか。
■失った可能性にチャレンジできる機会に
全ての人が、経済メディアで語られるようなキャリアを歩んでいるわけではない。横文字で埋め尽くされたマネジメント用語と、自分自身を関連付けられない人々もいる。
一度職業を選べば、それを変えるのは容易ではない。日常に追われているうちに、就活で失った機会は遠い過去になっていく。
しかし、副業はこれを覆すチャンスにできる。あの時憧れた仕事に、もう一度挑戦できる機会でもあるのだ。
低いリスクと匿名性を両立することも可能だ。年齢も障害にはならない。かえって抱いていたのは幻想だった、と気付けるかもしれない。
■副業を自己イノベーションのチャンスに
キャリアが長くなればなるほど、年齢を重ねるほどに人は保守的になりやすい。現状に満足はしていない。しかし自らに新しい可能性を見出すことにも、前向きにはなれない。
副業ならば、それも容易になる。大きな責任を負わず、プライベートの時間を使って取り組める。リスクにとらわれず、知らない世界を覗き見ることができる。”職業体験”の場としての活用も可能だ。
もっと気楽に、新領域へ飛び出すことができる。これまで知らなかった、自分自身の新たな可能性を見つけるチャンスにできるのだ。
本業とはかけ離れた、全くの別ジャンルに挑戦してみるのもいい。副業の中で、何かヒントが得られるかもしれない。そのヒントを本業へフィードバックすれば、相乗効果も期待できるだろう。
張り合いのない日常には活力を。停滞したキャリアにはイノベーションを。副業という刺激を有効利用して、生活とキャリアの充実を図ってみてはいかがだろうか。(記事:西島武・記事一覧を見る)