不健康な食生活で寿命縮む 最大の原因は塩分の取り過ぎ
2019年4月10日 22:40
毎年1090万人が食生活が原因による心疾患などで死亡しているという調査結果が発表された(BBC)。成人の全死因のうち22%が、食生活に起因するものと考えられるという。
これは、Institute for Health Metrics and Evaluation(IHME)によるGlobal Burden of Desease(GBD)というレポートの最新版で明らかになったもの(IHMEの発表、Lancet誌掲載論文)。
レポートによると、タバコが原因での死亡者は800万人、高血圧は1040万人とのことで、食生活による死亡者はこれらよりも多いという。特に問題視されているのが、全粒穀物の摂取不足、果物の摂取不足、塩分の取りすぎだの3つだという。また、赤身肉や加工肉、糖分を含む飲料、トランス脂肪酸の取りすぎなどの影響も大きいとのこと。
また、塩分の取りすぎでの死者が多いのは中国とウズベキスタン出そうだ。研究チームは、「質の低い」食生活が心臓に負担を与え、がんの原因にもなっているという。