「みんなのJAL2020ジェット」1号機、4月8日就航 機内ではマスコットも
2019年4月9日 08:28
日本航空(JAL)は8日、2020年東京オリンピック・パラリンピック応援の特別機「みんなのJAL2020ジェット」の運航を開始した。
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運航に先立ち、羽田空港では第1便となる大阪行きの出発前に記念セレモニーが開催された。JALのアスリート社員で三段跳びの山本凌雅・走り高跳びの戸邉直人両選手も参加。戸邉選手は、「TOKYO 2020と描かれた飛行機が日本の空を飛び回ることで、東京五輪への機運が高まる。本番に向けて頑張りたい」と抱負を語った。
その後、NHK2020応援ソングである「パプリカ」を歌う5人の小学生ユニット「Foorin」がパプリカの歌とダンスを披露して盛り上げた。
当日はボーイングの特別塗装機が羽田空港の格納庫で披露された。ボディには「TOKYO 2020」、大会マスコットである「ミライトワ」「ソメイティ」と東京の高層ビル群も大きく描かれれている。これらのマスコットは、日本全国の小学生からの投票で選ばれたもの。機体の装飾作業には7日間を要したとのことである。
機内のヘッドレストカバーや紙コップも特別デザインで両マスコットが描かれている。この他にもコカ・コーラとのコラボによるボールペンが5月7日まで搭乗者全員にプレゼントされる。
同機は8日、東京(羽田)発、大阪(伊丹)行きのJAL121便として運航が開始された。期間は2020年10月末までとし、その後札幌(新千歳)、福岡、沖縄(那覇)線などにも順次運航される予定。JALは今後東京五輪大会までに、デザインの異なる第2号機・3号機の特別塗装機を就航させるとしている。
第1号機の機材は、ボーイング777-200型機である。座席数はファーストクラス:14席、クラスJ:82席、普通席:279席の合計375席。第1号機は羽田を14時30分に出発し伊丹に15時35分着、乗客は幼児5名を含めた221名であった。
2020年7月24日の東京オリンピック・パラリンピックの開幕まで500日を切り、大会会場・施設等の工事も急ピッチで進んでいる。大会が盛り上がり無事に成功することを祈りたい。(記事:kan1713・記事一覧を見る)