3月のアルバイト時給、前年比増は続く ディップ・アイデム調査
2019年4月4日 16:22
求人サイトを運営するディップやアイデムが3月のアルバイト平均時給を発表し、今年に入って落ち着きつつあるものの、前年と比較して時給が上がっている業種や地域が多いことが分かった。
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■31カ月連続で前年同月比プラス
3日、求人サイト「バイトル」などを運営するディップが3月のアルバイト平均時給を発表した。3月におけるアルバイトの平均時給は1,063円。前月比は1円減となり、3カ月連続の下落、前年同月比は25円増となり、31カ月連続でプラスとなった。
地区別の平均時給をみると、関東エリアは1,115円(前月比:3円増、前年同月比:27円増、以下同じ)、東海エリアは1,033円(9円減、16円増)、関西エリアは1,067円(2円減、36円増)、九州エリアは939円(2円減、2円増)となっている。
■ITクリエイティブ、薬剤師などが上昇
前年から時給が大きく上昇した職種では、営業その他(平均時給:1,283円、前年同月比:97円増、以下同じ)、テレアポ・テレオペ(1,274円、76円増)、IT・クリエイティブ/クリエイターその他(1,361円、233円増)、薬剤師・登録販売者・薬局(1,381円、138円増)、調査業務(1,494円、448円増)、携帯・家電販売(1,400円、109円増)、イベント関連(1,348円、131円増)、モデル・エキストラ・芸能関連(1,782円、292円増)、建設系(1,206円、74円増)、技能系(1,270円、84円増)、塾講師・家庭教師(84円増)などがある。
反対に下落した職種では、オフィスその他(1,082円、384円減)、編集・制作・撮影(975円、76円減)、美容・理容・メイク(934円、70円減)、美容・理容・サロンその他(988円、186円減)、運送・ドライバー・配達(1,102円、75円減)などがある。
■東日本は上昇、西日本は微減
3日、求人メディア「イーアイデム」などを運営するアイデムも3月のパート・アルバイトの募集時平均時給を発表した。東日本エリア全体の平均時給は1,086円で前年同月比9円増。このうち関東4都県(東京、神奈川、埼玉、千葉)の平均時給は1,098円で同変わらず。西日本エリア全体の平均時給は1,010円で同1円減。このうち関西3府県(大阪、兵庫、京都)の平均時給は1,024円で同1円増だった。
■東京都区部や大阪市は上昇
7都府県を個別にみると、平均時給が前年同月比で上昇したのは、千葉(1,062円、7円増)、大阪(1,050円、1円増)、兵庫(989円、20円増)の3府県。反対に下落したのは、東京(1,119円、1円減)、神奈川(1,130円、6円減)、埼玉(1,048円、3円減)、京都(1,004円、31円減)の4都府県。また東京都区は1,122円の前年同月比4円増、大阪市は1,052円の同10円増となっている。(記事:県田勢・記事一覧を見る)