2月の外食市場規模、悪天候で2カ月連続マイナス リクルートライフスタイル調査
2019年3月31日 11:35
リクルートライフスタイルの調査によると、2月の外食市場規模は3,152億円で、2カ月連続で前年比マイナスとなったことが分かった。
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■東海圏のみ前年比プラス
29日、リクルートライフスタイルが2019年2月の外食市場調査を発表した。2月の3圏域(首都圏・関西圏・東海圏)合計の外食市場規模は3,152億円で、前年同月比63億円減となり、2カ月連続で前年同月を下回った。2カ月連続で前年同月を下回るのは、2017年4・5月以来とのこと。
東海圏は同14億円増の378億円だったものの、関東圏が同27億円減の1,944億円、関西圏が同50億円減の830億円だった。週末や祝日の日数は同じながらも、「天候面で前年よりやや降雨・降雪日が多かったことが影響した」とみられる。
■頻度と単価がマイナス
2月の外食実施率は75.6で前年同月比1.8ポイント増だったが、外食頻度は3.90で同0.11回減、外食単価は2,579円で同48円減となっている。外食頻度の3.90は調査開始以来3番目に低い数字。また外食単価は3圏域いずれも2カ月連続で前年比マイナスとなっており、これは2016年12月・2017年1月以来のこと。
■フレンチ・イタリアンが減、居酒屋やスナックが増
業態別で前年から落ち込んだものは、和食料理店が前年同月比9億円減の463億円、レストラン・食堂・ダイニング・洋食店が同16億円減の151億円、フレンチ・イタリアン料理店が同20億円減の239億円、すき焼き・しゃぶしゃぶ・鍋・おでん等の専業店が同6億円減の82億円、バー・バル・ワインバー・ビアホール・パブが同12億円減の108億円など。
反対に増加したのは、焼肉・ステーキ・ハンバーグの専業店が同5億円増の318億円、お好み焼き・鉄板焼き等の専業店が同6億円増の58億円、居酒屋が同36億円増の724億円、スナック・ナイトクラブ・キャバレーが同19億円増の65億円などだった。(記事:県田勢・記事一覧を見る)