Intelのカード型モジュラー式PC「Compute Card」、第1世代のみで終了に
2019年3月26日 22:08
headless曰く、 「簡単にアップグレードできる」という謳い文句で登場したIntelのカード型モジュラー式PC「Compute Card」が開発終了となるそうだ(Tom's Hardware、SlashGear、Neowin、The Verge)。
Compute Cardはクレジットカードを一回り大きくしたサイズの本体にCPUやRAM、ストレージ、グラフィックやオーディオ、Wi-Fi/Bluetoothといったインターフェイスを内蔵したカード型PCだ。ディスプレイやキーボードなどを備えるドック製品に接続することで、ノートPCやオールインワンPC、POS、デジタルホワイトボードなどとしての利用が想定されており、PC本体部分を容易にアップグレードできるのが特徴だ。
しかし、Compute Cardは2017年の発表後、第1世代の製品が発売されたまま新モデルは投入されていなかった。開発打ち切りが明らかになったのは、ドック製品を開発するNexDockがブログでCompute Cardの将来に対する悲観的な見方を示したのがきっかけだ。これを受けてTom's HardwareがIntelに問い合わせたところ、モジュラーコンピューティングはイノベーションのための機会が多数ある市場だと信じていると述べる一方で、現行製品で終了するとの回答があったとのことだ。