月額定額で泊まり放題の「HafH」、海外6カ国含む57拠点でスタートへ
2019年3月21日 18:01
Kabuk Stlyle(長崎県長崎市)は20日、国内外53拠点で働いたり泊まったりできるサービス「HafH(ハフ)」の予約受付を開始すると発表した。4月から実際の利用開始となる。
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「HafH」は「Home away from Home」の頭文字をとったサービスで、働く場所や泊まる場所をシェアできるというもの。料金は月額定額制となり、金額に応じて利用の範囲が変わる。利用しない月は申請すれば料金が無料となるプランにも変更が可能だ。
もっとも安い「ちょっとHafH」プランは、5泊の利用で月額1万6,000円(価格はいずれも税込)となる。本格的に毎日利用したい場合は、月額8万2,000円の「いつもHafH(風タイプ)」プランにより、どこの拠点でも宿泊ができる。毎日宿泊したとすれば、1泊あたりは約2,700円程度となる。宿泊場所はドミトリー式が主だが、プランによって支給される「HafHコイン」を使えば個室も利用可能。また登録初月は、無料となっている。
利用には最初に会員登録が必要。専用アプリ「Happli」をダウンロードし、必要な情報を登録。プランを選択し宿泊したい施設を選び、予約希望を登録する。予約希望は90日先まで可能。その後HafH側で予約可否について滞在施設と確認後、予約確定の連絡を利用者にする。
「HafH」の拠点は、国内に46拠点、国外に7拠点(台湾、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ギリシャ、ケニアの6カ国)展開している。今後も拠点の拡大のため物件情報を収集中だ。拠点の顔ぶれも豊かで、印刷工場をコリビングスペースに改装したところ、ベーカリーカフェを併設した古民家などがある。
ノマドワークの普及で多拠点生活をする人が増える中、泊まったり働いたりする場所をその都度探す手間を省くことが期待できそうだ。またノマドワーカー以外にもこの春から自宅を離れて就職活動を始める人や、長期滞在の多い訪日外国人もターゲットとなりそうだ。(記事:藤原大佑 ・記事一覧を見る)