格安SIMの利用者、増加続く 最多は楽天モバイル MMD研究所調査
2019年3月15日 09:14
MMD研究所は12日、2月15日~22日の間、15歳~69歳の男女43,689人を対象に、インターネット上で実施された「2019年3月格安SIMサービスの利用動向調査」の結果を発表した。それによると、格安SIMをメインで利用する人は年に2.3ポイント程度増加しているという。また格安SIM利用者の4分の1が「楽天モバイル」を利用していることも判明した。
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■増加する格安SIMの利用率 メインに「楽天モバイル」を選ぶ人は25.1%
まずメインで利用する通信事業者について尋ねると、「docomo」33.8%、「au」26.1%、「SoftBank」19.2%、「Y!mobile」5.2%、「MVNO」12.3%との回答を得た。2018年9月度の調査にて80.6%だった大手3キャリアは、今回で79.1%と減少を見せている。
2014年10月時は1.6%だった「MVNO」は今回12.3%。比較すると5年で10.7ポイントの増加となる。
2014年10月時から約1年ごとに見ていくと、2014年10月時1.6%、2015年10月時3.8%、2016年10月時5.8%、2017年9月時8.5%、2018年9月時11.3%。平均して年に2.3ポイント程度増加していると分かる。
また格安SIMの利用者にメインで使う格安SIMサービスについて尋ねると、最多は「楽天モバイル(旧FREETEL SIM含む)」25.1%。何と格安SIM利用者の4分の1ほどが「楽天モバイル」を利用していた。次いで、「mineo」12.7%、「UQ mobile」10.7%、「OCN モバイル ONE」8.4%、「IIJmio」6.7%と続く。
■契約プランや利用デバイス等実態は
最後は格安SIM利用者が契約するプランと利用デバイスについて。契約プランを聞くと、「音声とデータプランの組み合わせ」70.2%、「データ専用プラン」29.8%。7割以上が音声つきのプランを選んでいた。
利用するデバイスについては、「スマートフォン(Android)」55.9%、「スマートフォン(iOS/iPhone)」が34.0%、「モバイルルーター」3.9%、「タブレット(Android)」2.9%、「タブレット(iOS/iPad)」2.0%。半数以上が格安SIMを挿すデバイスに「スマートフォン(Android)」を選んでいた。(記事:楽趣みくす・記事一覧を見る)