【銘柄フラッシュ】Nutsなど急伸し多木化学もバイオ株人気に乗り活況高
2019年3月14日 07:13
3月13日は、日亜鋼業<5658>(東1)が15.1%高となり東証1部の値上がり率トップ。「建設用ボルト不足、「工期に影響」8割超、五輪など影響」(NHKニュースWEB3月12日20時31分)と伝えられたことが材料視されたようで、後場寄り後には一時20.5%高まで急伸。
TATERU(タテル)<1435>(東1)は14.7%高となり、アパート経営支援サービスなどを行うため、レオパレス21<8841>(東1)の問題を受けて「漁夫の利」的に需要が増えるのではといった思惑が波及したとの見方。
多木化学<4025>(東1)は10.7%高となり、大阪大学と共同研究する「自律拍動するiPS細胞由来心筋シート」を日本再生医療学会・総会(3月21日から23日)で発表との開示が注目され、このところのバイオ株相場に乗る。
DNAチップ研究所<2397>(東2)は9.7%高となって3日続けて出直りを継続。「遺伝性リスク、事前に把握、乳・卵巣がん発症予防へ、検査利用進む――新薬と併せて保険適用」(日本経済新聞3月11日付朝刊)との記事などが材料視されたとの見方が。サンコーテクノ<3435>(東2)は8.4%高となり、前出・日亜鋼業の「建設用ボルト不足」に加え、アルコール検知器の旅客機や客船への拡大機運が本格化してきたことも言われて急伸。
オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は米国癌学会議での発表内容などの開示が注目されて一時ストップ高の700円高(19.1%高)まで上げ大引けも16.5%高。Delta-FlyPharma(デルタフライ・ファーマ)<4598>(東マ)は米国で実施中の新薬候補の第3相臨床試験への期待や大株主の異動による思惑買いが言われて8.9%高と連日大幅続伸。
Nuts<7612>(JQS)は会員制医療施設の開設や運営に関するコンサルタント事業を第4四半期(1~3月)から開始とされ、チャートも2月の急伸に続く騰勢第2波をイメージさせるとされて後場、遂にストップ高の29.4%高となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)