パチンコ・パチスロの利用者減少続く パチンコ未経験者は5割近くに マイボイスコム調査
2019年3月11日 11:29
マイボイスコムの調査によると、パチンコやパチスロの経験者が大きく減り、パチンコ未経験者の割合が5割近くに、パチスロ未経験者が7割超となっていることが分かった。
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■パチンコをしている人は7.7%
8日、ネットリサーチサービスなどを提供するマイボイスコムが「パチンコに関するアンケート調査」の結果を発表した。これは、10代から70代の男女1万436人を対象にインターネット調査をしたもので、2016年2月についで6回目。「パチンコをしたことがありますか」の問いに対して、「現在している」は7.7%、「過去にしたことがある(現在はしていない)」は47.4%、「したことはない」は46.7%だった。
■「パチンコをしたことはない」が3割から半分近くに増加
2008年の第1回調査では、「現在している」と答えた人の割合は11.9%で、2010年の第2回こそ11.9%と横ばいだったものの、以下は回を重ねるごとに割合が減少し、2014年の第4回には9.3%と1割を割り込み、2016年の第5回には8.6%となっていた。
また、「過去にしたことがある(現在はしていない)」は第1回の57.2%が最も多く、以下回を重ねるごとに減少。反対に「したことはない」と答えた人の割合は第1回の31.0%から割合を増やし、第5回で44.0%と初めて4割を超えていた。
■「パチスロをしたことはない」は7割超
同様にパチスロの経験を尋ねたところ、「現在もしている」は5.1%、「過去にしたことがある(現在はしていない)」は24.1%、「したことはない」は70.8%だった。2010年の第2回調査では、「現在もしている」は6.3%、「過去にしたことがある(現在はしていない)」は27.4%、「したことはない」は66.3%で、パチンコほどではないものの経験者が減っている。
■使用金額は増加傾向
パチンコ店の利用頻度は「週に1~2回程度」「月に1~2回程度」がそれぞれ3割強。また「週1~2回以上」利用する人はは5割弱。1回の利用金額では1万円以下が7割弱であるものの、「過去調査と比べ増加傾向」にあるという。
■「気分転換」の利用が半数以上
パチンコやパチスロをする理由(複数回答)で最も多かったのは「気分転換」で52.4%。以下、「暇つぶし」が39.3%、「ストレス解消」が37.2%、「遊び・レジャーなど楽しみの1つとして」が26.4%、「手軽に楽しめる」が24.8%とレジャー感覚の回答を選んだ人が多めだった。その後に「賭け事として面白い」が22.8%、「遊び・ゲームとして面白い」が19.8%、「実益を得る」が18.2%となっている。
要望として寄せられた回答には、「1時間500円で打ちっぱなしなどができるような店舗あれば行ってみたい」「健康パチンコ。純粋なゲームに徹して、換金不可で禁煙」「健康に配慮している店舗 ex風呂が併設されている等」「女子だけの店やタバコ禁止になれば行くかもしれません」など声があった。(記事:県田勢・記事一覧を見る)