フリーランスの働き方とは あなたの求める「自由な働き方」をしよう
2019年3月4日 11:02
最近何かと話題のフリーランスという働き方。ランサーズが行った「フリーランス実態調査2018年版」を見ると、フリーランスの人口、経済規模ともに2015年から2018年にかけて規模が増大している。この間、人口は22.6%増加し1,119万人に、経済規模は40.6%増加して20.1兆円に増大したのである。
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ランサーズによると、フリーランスという働き方には実は4種類あるという。会社員などとしての仕事をもちつつすきま時間でフリーランスの仕事をする「副業系すきまワーカー」、2箇所以上の企業と契約ベースで仕事をする「複業系パラレルワーカー」、特定の勤務先のない独立したプロフェッショナルの「自由業系フリーワーカー」、個人事業主などの「自営業系独立オーナー」である。
フリーランスといえば、上記の中でも「自由業系フリーワーカー」を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。しかしその割合は、先の調査によればフリーランス全体の5%でしかない。にもかかわらず、フリーランスの44%が「時間や場所に縛られず、自由で柔軟な生活ができること」をその魅力として挙げている。
これらデータからは、「自由な働き方」を手に入れるためには、必ずしも会社を辞める必要はないということがわかる。
「自由な働き方」のイメージのある「自由業系フリーワーカー」のフリーランだが、独立すると、給与管理、税務処理などのすべてを一人でしなければならなくなる。会社員が経験する通勤時間や、上司や同僚との人間関係などの多くについては、ある意味効率化できるかもしれない。しかし稼ぎに直接つながる仕事のための時間が少なくなってしまったり、社会との接点の少なさにストレスを感じてしまったりすることも、少なくないのである。
このような現状を見ると、「自由な働き方」とは何をもって「自由」なのかについて今一度考えてみる必要があるように思わざるを得ない。本当の「自由」とは、会社に属するかどうかや、仕事内容として何をしているかだけで決まるものではない。それよりも仕事を含むライフスタイルや人生を通して、大切にしたい価値観に沿った働き方こそ、「自由な働き方」といえるのではないだろうか。
今の時代、何を仕事にしても生きていけるものである。自由という肩書や雰囲気に流されず、あなたの求めているものが何なのかを見つめ直してみてはいかがだろうか。