台風による風力発電風車倒壊事故、強風時の倒壊防止機能が無効に
2019年3月1日 23:15
昨年8月、台風による強風で淡路市の風力発電用風車が倒壊する事故が発生したが、この風車には倒壊を防ぐ機能があったものの、その機能の電源が切られていたために作動していなかったことが判明した(NHK、毎日新聞、神戸新聞)。
風車の回転数が限度を超えたのが倒壊の直接の原因だが、この風車には強風で回転数が一定数を超えた場合に風車の方向や羽根の角度を変えることで回転数を抑える機能が搭載されていたという。しかし、2017年5月に風車が故障した際にこの機能の電源が切られており、その後この機能が働かない状態になっていた。風車の管理を行う組織が5団体にまたがっており、リスクが共有されていなかったためだという。