上場企業採用担当者、約7割が履歴書の証明写真は選考に影響 マンダム調査
2019年2月28日 09:31
まもなく学生の勝負がはじめる。3月1日から2020年卒就職活動が解禁となる。マンダムは、30から60代の上場企業新卒採用担当者男女412名を対象に、インターネットリサーチにて就活生の身だしなみと態度に関する調査を実施した。
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学生の就活で第一のハードルとなるのが「履歴書」や「エントリーシート」だ。近年、就活生向けの証明写真サービスやフォトスタジオが続々と登場しているが、今回、履歴書やエントリーシートの写真が選考に与える影響がマンダムの調査で明らかとなった。
最初の質問は、学生の履歴書の証明写真から受ける印象を重視するか?との問い。結果は「大いに影響する」(18.9%)、「やや影響する」(48.5%)、「あまり影響しない」(29.4%)、「全く影響しない」(3.2%)となった。影響すると答えた人は67.4%。約7割の採用担当者が、履歴書の証明写真から受ける印象が選考に影響すると回答している。
続いて、学生の履歴書写真から何を最も感じ取るか?という質問には、「清潔感」(65.8%)、「礼儀」(29.6%)、「誠実さ」(28.2%)、「知的さ」(25.2%)、「元気の良さ」(23.5%)、「落ち着き」(21.6%)、「素直さ」(18.7%)となった。「清潔感」を感じ取る採用担当者が、圧倒的に多いことが分かった。
その一方で、採用担当者は面接の時に、履歴書の証明写真と実際の姿にギャップを感じる人も多いようだ。プラスのギャップ、マイナスのギャップとそれぞれあるようだが、相対的にみると約8割がマイナスのギャップを経験していることが分かった。
今回の調査をまとめると、採用過程では、採用担当者は履歴書の証明写真も選考における一つの判断基準としていることが分かった。その一方で自分を良く見せようと写真を加工するなどして、面接へとつながった際には、本当の自分とのギャップがあるとマイナス評価に影響する可能性も示唆された。証明写真の撮影時から面接まで気を抜かずに、清潔感のある身だしなみを心掛けることが、就活を有利に進めることに繋がると言えそうだ。(記事:久保圭大郎・記事一覧を見る)