ロート製薬、痛み伴う酷いドライアイ症状向けの新目薬を発売
2019年2月26日 20:16
ロート製薬は、痛みを伴う酷いドライアイ(目の乾き)症状を緩和する目薬、「Vロート ドライアイプレミアム」を27日より、全国の薬局・薬店で発売する。
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近年、PCやスマートフォンの普及などによって、ドライアイ症状を発症する人々が増加している。ドライアイは、PC、スマートフォンの長時間使用時にまばたきが減少することによって起きる。またエアコンによる室内の乾燥や、加齢やホルモンバランス、ストレスなど心身の状態も影響するといわれている。そのドライアイの中でも、目薬を差しても目の乾きが収まらず、激しい痛みを伴う深刻なドライアイ症状を抱える人々が最近増えている。
眼球の表面には、油層、水層、ムチン層の3層で構成される涙液があり、上層の油層が涙の蒸発を防ぐことで、眼球表面の潤いを保っている。それが種々の要因で、油層が不足したり、涙液のバランスが崩れたりすると、目の表面にドライスポットが現れ、角膜表面が一時的に露出してしまう事態が生じる。そうなると、まぶたと角膜表面がこすれ、目にひどい痛みが起きる。
ロート製薬では、このドライスポットに着目して、目の表面にある涙液のバランスを適正に保つ眼科用薬「Vロート ドライアイプレミアム」を開発した。角膜の擦れによるダメージを緩和するためのケア成分「ポビドン」を配合するとともに、塩化カルシウム水和物、硫酸マグネシウム水和物で水層のミネラル成分を補給する処方となっている。
また、これまでの目薬には、涙液の油層を補うためのオイルの高濃度添加は技術的に難しかったが、ロート製薬では、独自のスーパー油層技術を開発してオイルの高濃度配合を実現した。
Vロートドライアイプレミアムは第3類医薬品として、15ミリリットル入り1500円(税抜き)で販売される。